Power Automateで使える実用テクニック

Power Automate操作で役立つテクニックを紹介します。

フローは複製できる

作成したフローは「名前をつけて保存」することで複製できます。

バックアップや、大掛かりな変更をかける際に複製しておくと安心です。

アクションはコピーできる

アクションを丸々コピーして貼り付けて使うことができます。

コピーしたいアクションを右クリックしてコピー、もしくはCtrl+C(Macは⌘+C)でコピーします。

貼り付けたい箇所のプラスボタンを押し、「アクションの貼り付け」をします。

旧デザイナーはコピーしたアクションの履歴が残るので、複数のアクションを記憶して使い回すことができて便利です。

旧デザイナーのほうが便利

新しいデザイナーはこの機能が廃止されたようで、一度に保持できるアクションは1つになりました。

アクションは任意の名前をつけよう

各アクションは名前をつけることができますので、どんなアクションかわかりやすい名付けをしましょう。

でないと、

  • 複数の項目を取得
  • 複数の項目を取得 1
  • 複数の項目を取得 2
  • 複数の項目を取得 3

のように、一見しても何のアクションか判断がつきません。

この際、アクションの元の名前は消さずに残したまま、その後ろにわかりやすく名前を入れることをおすすめします。

「あれ、これ何のアクションを使ってるんだっけ?」と後々後悔することになりがちです。

メモ書きをうまく使おう

アクションにメモを残すと、後で見返した際に便利です。

そのアクションで具体的に何をどういう処理をしているか、クエリの書き方やコツなど一言メモ書きしておくといいでしょう。

アクションはドラッグ&ドロップで移動できる

挿入したアクションはドラッグ&ドロップで任意の場所に移動できます。

順番を入れ替えたい時に便利な機能です。

並列分岐で見やすさアップ

アクションが連続して並ぶと、流れを追ったりアクションの数の把握が難しくなります。

これをうまく並列分岐させることで見やすく、流れがわかりやすくなります。

注意点として、並列処理は実行順番が保証されません。

先にメールを送って、次にTeamsに飛ばすなど、明確に順序が決まっている場合は直列にしましょう。

Apply to eachの処理速度をアップする

繰り返し処理の Apply to eachは、データ量に比例して処理時間が長くなります。

1つの処理を終えて次の処理をし、終わったら次を処理し、と順に進めるためです。

設定から Concurrency control をオンにすると、一度に複数のデータを並行して処理するため、速度がアップします。

注意点として、実行順番が保証されない点と、数値を上げすぎるとうまく処理できないことがあることです。

最初は低い数値(5など)から始め、問題なさそうであれば大きくして調整しましょう。

随時更新します

他にも便利なテクニックがあれば、随時更新します。

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